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『真珠の道』(20)

2009年01月19日 15:58

5月4日

カストロフェリッツは2kmの細長い街。
古城の遺跡のある山のふもとに三本の筋のように道が伸びている。
街の入り口のマリア教会のすぐお向かいにカフェがあった。ホステルでもある。タクシーはそこで止まった。
心地良い部屋で久しぶりの個室か!と喜んだが甘い。すぐ後に来たドイツ人が相部屋を望んだので、
そのほうが安くもなるのでOKした。ブリギッテという気さくな人。

2km先の街の端っこにある教会でホステルのオーナーの甥っ子の初聖体の式があると聞いたので
車で連れて行ってもらうことにした。街中の人がいるのではないかというくらい混んでいた。
初聖体の子供たちはうれしそうだ。
帰りは街を見たくて歩いた。中世から変わってないのか?ぐらいに古い。
街の真ん中へんの広場ですごくにこやかなおじいさんに出会った。君は日本人か?ここには日本人がいるよ、と
手をとって連れて行ってくれた。広場の上にあるアルベルゲのホスピタレーロが日本人だった。

ヒデという五十歳ぐらいの人。カミーノで始めて日本人をみた。一瞬探るような目をしたようだったが
海外での生活が長い人らしい空気を持っていた。亡くなったスペイン人の友達の後を継いでここを
引き受けたらしい。

ヒデのおかげで日本語で的確な情報が入った。
医者はすぐ目の前にあり11時からだと。明日はこちらに移ることにした。

夕食をブリギッテとキャンプ場のレストランで取っていたら雨が降ってきた。
久しぶりの大雨。
洗濯物は誰かが屋根の下に移動しておいてくれてるとは思うけど、窓が開けっ放し!
すぐ止む、私がぬれるはずはないと思っていたがなかなか止まぬ。
キッチンでゴミ袋をもらい穴を開けてかぶって帰ろうとしたらキャンプ場の入り口に
着くか着かないくらいで雨はあっけないほどピタッと止んだ。
すばらしい虹がでた。
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